入浴には、身体の清潔保持や新陳代謝の促進・リラックス効果など、さまざまなメリットがあります。
介護が必要な方でも、介助によって入浴する気持ちよさを味わえるでしょう。
では入浴介助を行うときには、どのような点に注意すれば良いのでしょうか。
▼入浴介助のポイント
■転倒対策
浴室や脱衣所の床は濡れやすいため、転倒のリスクが高まります。
入浴時は服を着ていないため、大けがにつながる可能性が高いです。
床がぬれていないか常に確認し、歩行に問題のない利用者でも目を離さず見守りましょう。
また服の着脱を自分でできる場合でも、椅子に座って行ってもらうようにすると安全です。
■浴室やお湯の温度
気持ちいいと感じるお湯の温度は、利用者によって異なります。
シャワーを使用するときには、介助者が温度を確かめたあとに、利用者自身にも確かめてもらいましょう。
また冬場は、脱衣所や浴室と居室の温度差によるヒートショック対策も必要です。
■体調管理
入浴により代謝が活発になり、汗をかきます。
また血圧や消化機能への影響も考えられるため、食事の前後30分は入浴を避けましょう。
入浴によって失われた水分を補給することも、忘れずに行う必要があります。
もし体調がすぐれない場合は、無理に入浴せずタオルによる清拭を行いましょう。
▼まとめ
入浴には多くのメリットがありますが、転倒や体調不良などのリスクも伴います。
気持ちよく入浴してもらえるよう、ポイントを意識して介助を行いましょう。
『合同会社醫鍼伊﨑』では、入浴や食事などの身体介護サービスを行っております。
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